住基ネット       →→別姓

●住基ネットに反対します。
 
 ・安全対策の困難さ
 ・費用に見合う効果なし
 ・管理社会化、ソフト全
  体主義化

▼安全対策の困難さ
 住民基本台帳ネットワークの危険性は自明であり、多言を要しない。あのペンタゴンでさえハッカーに侵入された。総務庁の防衛力はペンタゴン以上か? また、公務員不祥事は枚挙にいとまがない。権力乱用はある、というのが、健全な政治の常識。
 住基ネットは、利用可能なものにすれば危険極まりないものになり、利用不可能にすれば安全となる。

▼安全でも危険
 住基ネットは安全対策が万全になれば、使用してもよいと考える人が多いが、これは完全な誤解。巧妙な世論誘導といってよい。
 住基ネットは、安全かつ合理的に運用されても、いやそうであればあるほど、危険だ。夫婦同姓強制は、苗字の強制にとどまるが、これは人間の記号化であり、国民総背番号制。市民が名前を奪われ、バーコード化され、管理される。管理社会化であり、ソフトな全体主義。薄気味悪い。

▼ソフト全体主義
 バーコード管理される市民には、プライバシー(隠れる自由)はなく、したがって本当の公共性(public, openなもの)もない。優しく監視されるソフトな全体主義。鬼ごっこも出来ない、何の面白みもない管理社会。が、優しい管理社会は、たとえ遊びでも、ちょっと隠れん坊でもしようものなら、たちまち羊の皮を脱ぎ捨て、オオカミとなって嗅ぎ回り、隠れた「悪人」を引きずり出し、「全体」への一体化を強制するハード全体主義に豹変する。

▼夫婦別姓でバーコード管理脱出
 こんな管理社会がいやなら、夫婦別姓でいこう。たとえば私「谷川」には、バーコードは付いていない。なぜなら、通称名はまだ国家管理されていないから。私にはまだプライバシーがある。世間が別姓だらけになれば、住基ネットは空洞化し、立ち枯れするだろう。


●住民コード受取り拒否

▼多様な反対運動を
 住基ネットに対する反対運動は、正攻法だけでなく、様々は方法でねばり強くやっていくべきだ。まず最初に考えられるのは、住民票コードの受取り拒否。
 住民票コードは国家が勝手に付け、自治体が一方的に送りつけてくるものだから、受け取る義務はない。送付されてきた郵便物に「この郵便物は受け取りません」という付箋を付け、ポストに入れる。この受取拒否は、公に認められた正当な権利だから、郵便局は自治体に返送してくれるはずだ。結果は、後日報告します。   (以上、2002.8.5)

▼「住民票コード通知書」返送(8月11日)

 「住民票コード通知書」が
8月10日配達されたので、
未開封のまま、左記の通
り11日ポストに投函した。