カナダで過ごした夏休み

2年 粟生裕紀子

 

私は今年、夏休みを利用してカナダのバンクーバーに3週間、語学留学に行ってきました。時間のある大学生の間にどこかに行きたいと思っていました。バンクーバーの町並みは本当にきれいでした。家の前の道沿いには大きな木がずっと植わってあり、緑に囲まれた住宅地です。家の形も日本と違いました。地下がある分、見た目の縦の長さは短かったです。地下といっても4分の1程度は地面の上にありその部分に窓もついていたので『半地下』という感じでした。私はホームステイをしていたのですがこの半地下に住んでいました。ホームステイは初めてだったので出発前少し不安でした。しかし実際にホームステイ先で暮らしてみると気兼ねなく過ごせました。ホストファミリーにもよくしてもらったと思っています。カナダの人々は規則正しい生活をしています。私のホストファミリーも5歳と3歳の子供がいる4人家族だったのですが子供は8時に寝て親も10時に寝ました。おかげで私もカナダに行っている間は規則正しい生活になりました。食べ物も特に不自由しませんでした。意外だったのが米を使った料理も出てきたことです。私は欧米の人は米をまったく食べないと思っていました。そして米の料理を食べるとき箸を使っていました。とても驚きました。

 

カナダにはいろんな国の料理屋があり、日本料理屋もたくさんありました。ホストファミリーもすしが好きだといっていました。私の通っていた学校を含め多くの語学学校はダウンタウンにありました。私が驚いたことは同じ日に入学した人のほとんどが日本人だったことです。時期も時期なので多いことは覚悟していましたがここまで多いとは思いませんでした。学校でも日本人同士でかたまってしまい、学校の外に出たら日本人の友達と日本語を話していたので日本語に餓えたことはありませんでした。日本人でかたまってしまいほかの国の友達とあまり交流を持たなかったのは反省する点です。私がカナダに来て痛感したことは英語を使いこなせるようになるのは難しいということと自分自身まだまだであるということでした。ホストファミリーの英語もなかなか聞きとれず自分の言いたいことも伝えることができずもどかしい日々でした。もっと話せるようになってまたホストファミリーに会いに行きたいと思っています。カナダでの3週間はほかの何にも変えることができない貴重な3週間でした。