河野さん、長崎市女性議会の副議長就任


 クロスカルチャー3年の河野陽子さんが長崎市女性議会の副議長に選ばれ、
11月9日、市議会本会議場で副議長を務めた。

 議会には伊藤市長をはじめ市役所の部課長や市議会議員も出席し、女性問
題に関する質疑が活発に行われた。
 最後に、「第2回長崎市女性議会決議」が採択され、成功裡に閉会となった。


       議長のとなりが副議長の河野さん↑    右端が伊藤市長↑    


   第2回長崎市女性議会決議

 “政策決定の場に女性を”という熱い思いは、1946年日本の女性が初めて参政権を行使し、
39名の女性議員を国政の場に送りだしました。それから50数年、男女共同参画社会の実現を
目指していろいろな法整備や施策がとられ、女性の立場は向上前進したかに見えますが、現実は、
国政への女性議員の数はあのときの39名を越えることができていません。

 長崎市は、「男女共同参画都市宣言」を記念して女性議会を開催されましたが、私たちは、さ
らなる女性のエンパワーメントと飛躍を願い、「第2回長崎市女性議会」に参加し、女性の視点で
日々の生活から多くの問題を学習してきました。

 本日ここに、長崎市女性議会が開催されましたことは大きな喜びであり、開催のために多くの
方々のご尽力があったことに深く感謝いたします。

 「ながさき男女共同参画都市宣言」から3年後の今年、10月1日には「長崎市男女共同参画
推進条例」が施行されました。男女共同参画社会の実現は、21世紀の緊急かつ重要な課題と
なっています。

 男女が社会の対等な構成員としていきいきとした街をきずくため、

 1 一人ひとりが性別にとらわれず、自らの意思による多様な生き方を選択できる街、
 1 男女がお互いに、支え合いながら、家事・育児・介護・地域活動をわかちあう街、
 1 一人ひとりがその能力と個性を生かし、職場など社会のあらゆる分野に、女も男も等しく参画す
   る街、
 1 次代を担う子どもたちに男女平等の教育をおしすすめ、すぺての人びとの人権を尊重する街、
 1 男女がともに手をとりあって、地球環境を守り、恒久平和の尊さを世界の人びとに発信してゆく
   街“ながさき”

をめざします。

 ここに、私たちは、この女性議会の体験を契機に、男女共同参画社会の形成と推進を願い、絶
えず問題意識を持ち、研鎖と行動に努めることを決議いたします。

         2002年11月9日  第2回長崎市女性議会